SAYUMINGLANDOLL〜再生 〜

道重さゆみ再生に立ち会えました。
さゆ、おかえり。
帰ってきてくれてありがとう。

東京の真ん中、丸の内にあったのは愛だったよ。

正直観る前は自分の中で神格化しちゃってるとこあって、怖くもあったんだけど、さゆはさゆだった。
可愛くて、でも泥くさい、人間。

あれだけ大変だったモーニング娘としての道程を完走して、次のスタートラインにこの形で戻ってくる事を選んでくれたのがさゆで、これを実現させたのはさゆと待ってたヲタクとスタッフさんとかで、その事に感謝する。

途中何度も泣いてしまった。
いろんな気持ちが混ざっている涙だった。

目の前に確かにさゆがいること。
あの横浜アリーナのLV以来に動くさゆを見たこと。
あの台風の振替公演の浜松以来にさゆを見ていること。
手拍子が出来ること。
さゆみんと叫べること。

何より「芸能人とファンの間にも確かに愛がある」と信じさせてくれること。
その言葉。

そして、そう思わせてくれる人と出会えたファンへの羨ましさ。



21公演目は折り返し地点。
コットンクラブは東京駅丸の内南口から3分。新幹線でのアクセスは抜群に良い。
亜弥ちゃんのライブ以来なので3年3ヶ月ぶり2回目。
ハロショに寄ってから開演1時間前に到着。既に入り口通路には入場列ができてる。20人強で男女比は6:4くらい。さゆTを着てるお兄さんも。
グッズはその脇を抜けて中へ。並び列は数人でチケット無しでも買える仕様。日替わりとクリアファイルを購入。
楽屋飯食べたいのですぐ入場列に並ぶ。
開場20分前くらいから2列に並び直し。クローク係の方が回ってくれて、コートと荷物を預かってくれる。ものすごい寒い日でダウンのロングコートで来ていたので預ける。
開場時間の15分前に会場外での販売を終了し、場内販売まで中断する旨のアナウンス。
ドキドキは募る。

定刻開場。
入るとすぐにカフェテリア形式で食事の購入。まかないはタイカレーで、胃腸が弱ってるのでお姉ちゃんのパスタ(1000円)とラララのピピピラッシー(1000円)。でも、小腹がすいていたので、結局ラララのパパパフェ〜(800円)も食べた。テーブルないからお膝の上。満足。
ビールやワインが飲めるのがコットンクラブだなぁ。

C5は花道のど真ん前でステージ全体が良く見える。震える。
10分前に食べ物終了のアナウンス。

パフォーマンスとMCで80分。
歌と踊りとプロジェクションマッピングとマイムとマジックとおしゃべりとかわいい。
確かに新感覚パフォーマンスとしか言いようがない。
ファンタジーでフィクションでノンフィクション。
そのなんというか越境したメタ視点がさゆだった。
歌い踊る姿もしゃべる姿もさゆだった。
ビジュアル満点だし歌も踊りもすごくしっかりしてた、けどソロ歌唱のちょっぴり心細い感じがまたさゆだった。
歌って踊るから本来は出来るだけ止めてなきゃいけないんだろうシーンで鼓動と荒い呼吸が感じられて、わあ、生きてるってなった。

再生までの2年4ヶ月をファンタジーに、というとおりの舞台で、ヲタの心にずっとさゆがいたように、さゆの心にもファンがいたのだと伝えてくれた。
ファン冥利に尽きるだろう。

実は1度行くのをあきらめたので原作の「フロムエウロパ」を読んでたし、今うさピーで曲も聴いて、でもtogetterとかネットニュースの記事とかは読まずに当日を迎えた。

見終わった後にそれぞれの感想を読むと、まさに、だし、然り、だ。


「新曲が全てさゆからファンに向けたラブソングだった」というツイートに深く深く頷く。
「伝説なんて、一緒なら、100万回だって作れるわ」なんて言われたら。
「この人の愛の器はどれだけ大きいのだろう」という言葉にも深く頷く。

たぶん「この人を好きでよかった」とたくさんのファンが口にしている事が全て。


あと、当初2年半冷凍保存されていた説が出たりしたけど、休んでる間に教習所に行ったりしながら普通の人をしていた事、そして周りの人に親切にされた事がさゆにとってすごく実りの多いものだったとラジオやMCで伝わってきたのも良かった。
「ステージをゼロから作るのに自分でアイディアを出したけど、作る側の視点で外を歩いてみたら世界が凄すぎてみんな天才」みたいな話も聞けて良かった。



●すごい野暮な追伸
原作百合だったよね?
有田直央「フロムエウロパ
http://www.shueisha.co.jp/tiara-award/flash/mobile/js_02_from-europa.html