哭きの竜 1 (近代麻雀コミックス)木曜は久しぶりにマン喫を満喫した一日でした。3000円で12時間も遊べる場所はなかなかないなあ。50冊くらいは読んでるからお得だと思った。
能條純一哭きの竜」全9巻を読了。麻雀マンガではなく極道マンガであり、ポエムマンガ。絵柄の魅力もある。「な、なんじゃこりゃあ」の世界であり、竜をキーに男たちの精神の感応がいたるところにちりばめられているテレパシーとかありそうな不思議な世界。でもおもしろいからいいじゃん。てか人死にすぎ。
無頼伝涯 (1) (少年マガジンコミックス)前にすすめられた福本伸行「無頼伝 涯」全5巻も読了。今度「天」の感想を書くときに詳しく述べたいが、福本のおもしろさは前に言った名言のたぐいと内面描写だけではないと思った。ギャンブルものにかぎらず、もしかしたら人情ものを書いていた時代から、福本作品に通底しているテーマは「人間」を描くことなのだと感じた。そしてわりとうまく5冊という短さにまとめることだってできるんじゃん。ギャンブルじゃない方がきっとおさめられるのでしょう。
PEACH-PITローゼンメイデン」8(完):ごくごく打ち切り的な終わり方だった。八木教広クレイモア」11〜13:いいよいいよ。日本橋ヨヲコ少女ファイト」2・3:いまだになにがおもしろいのかよくわからない。普通。林家志弦はやて×ブレード」5〜7:マン喫で読むとひとりで笑っちゃうので危険。いい仕事。鹿賀ミツルギャンブルッ!」1〜3:福本の後だとちょっとおもしろみがない?折れない心で全ツするのがギャンブルなんでしょうか。河合克敏とめはねっ!」1・2:ラブレター以来の書道マンガ?懐かしい帯ぎゅの世界?男女比は逆だが。来賀友志 嶺岸信明天牌」1〜3:絵が上手。最新巻が40巻だそうで途中でやめた。奥浩哉「め〜てるの気持ち」全3巻:いつものごとくくだらなすぎて読んでしまった。センチメンタルご都合主義。松本大洋鉄コン筋クリート」全3巻:ちょっと釈然としない。うーん。

今回の掘り出し物はこのふたつ

Da¨mons 1―「鉄の旋律」より (少年チャンピオン・コミックス)

Da¨mons 1―「鉄の旋律」より (少年チャンピオン・コミックス)

いやー「ウダウダやってるヒマはねェ!」の米原秀幸と手塚先生のコラボ作品。米原さんはチャンピオンらしさもありつつ、端正な絵柄が魅力的だとは前から思っていたんですが、漫画もうまい人でした。少年漫画らしさを残した上での洗練され方がお見事。1〜8まで一気に読んでしまいました。残りは完結したら追おう。
この恋は実らない 2 (ヤングジャンプコミックス)

この恋は実らない 2 (ヤングジャンプコミックス)

Aシーン・Bシーンの武富智の最新作。これはおすすめです。テンポと抜けた笑い、かわいさ。かわいい絵柄でやってるこたあえぐいというか、モテモテ男がお嬢さんに恋をするお話(一見は)でありがちなんですが、料理の仕方が上手。