演劇女子部「MODE」

さて、アンジュルム主演舞台「MODE」観て来ました。
どうにか1日捻り出せて良かったよぉ。

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1970年のはじめ、まだまだ女性の社会進出が難しい時代。
女性ファッション誌創刊に熱意を燃やす女編集者と、モデルとなった良家のお嬢様がいた。
アンジュルム主演でお送りする、自分らしく生きようと闘う女たちの物語。
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先日職場で「なんだ女か。男を出せ」と怒鳴ってるおじさんに遭遇。
「私これ人生で言われたことないな。こういうこと言う人本当に存在するんだな」って驚きと「そうだよね、そりゃいるよね」って思う気持ちとってのとないまぜの変な気分。

一曲目から雇用機会均等法って歌詞が出てきてふふって思う。
コンサートよりかなりおじさん多くてなにか矛盾というか、何を思うのかなと。
あやちょが戦う女性で超わかるし超かっこいいけど、これはどこまでも大人の手のひらの上なのかもとかモヤモヤしちゃったとこある。
さらに転倒してステージ上には女性しかいない訳でなんだこれは。

そんな事も感じさせられつつ、でもフェミニズムとかジェンダーとかそういうのをテーマにした作品を現役バリバリのアイドルがやった、ということはおもしろい事だ。
そしてこれが出来るアイドルって他にいるのかな。いや、いようがいまいが、アンジュルムが「自分らしく生きようと闘う女たち」をやってくれて私は良かったよ。


閑話休題
とにかくもうメンバーがみんなみんな素敵だった。
ランウェイ正面だったので何回視線で死んだかわかりません。
りかこのモデルウォークかっこよすぎ…。

かみこは堂々たる主役だった。肉食獣。
あやちょが弥生でその気高さに惚れ惚れした。
かななんのスタイル見惚れたし、あいあいはあのスタイルをモデルじゃなくてあの役に使うんかい!でも正解!って感じ。コメディエンヌっ。
ももにゃの度胸、りなぷ〜の空気、たけちゃんのかっこよさ、むろのハンサムさ。
ちょこちょこ噛んじゃってたのが残念だったので収録日じゃないといいな。

とにかくみんなに見せ場があってキラキラしてた。
(桃々姫ちゃんにまでソロナンバーがあるなんて思わなかったぜマジで)

セットはシンプルでよく工夫されていて好き。
板ひっくり返すとことかわかりやすくて良かったし、音楽もベタベタだけど良かったし、照明もおもしろかった。
なにより普段はなかなか見られないお衣装が眼福〜。
自分のためにもお洒落したいなって素直に思いました。ダイエットもな。
こればっかりはしょうがないけどたけちゃんとむろにももっといろいろ着せたかったのはあるよね。

アンジュルムの持つ、凛々しさと戦闘力、そして一人ひとり違う輝きに涙。
この子達は選ばれた子で、同時にオーディションを受けて人前に立つことを自分で選んた女の子。

最後の最後、良く行くお店に貼ってあるオノヨーコのポスターを思い出した。

A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality.

ひとりで見る夢はただの夢。
誰かと共に見る夢は現実になる。

やっぱりサントラとかみこの日替わり購入してほくほく。
高速バスが遅れてヒヤヒヤしたんで今後はマジで気をつける。